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ミスター高橋

流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである

流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである 人気ランキング : 15494位
定価 : ¥ 714
販売元 : 講談社
発売日 : 2003-05
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 714
待望の一冊!

私個人としてはこのような本を待っておりました。
真剣勝負――オリンピックの柔道やレスリングを否定するつもりは毛頭ありませんが、この真剣勝負というのが、見ているものにとってはどれほど無為なものであるか、そしてプロレスに携わる人たちがどれだけ観客を沸かせることに腐心してきたか、それをハッキリ知らしめているという点で、爽快感さえ覚える本でした(だからといって「プロレス界は素晴らしい」というプロレス礼賛をするつもりもありません。念のため)。
ただ、これは卑見ですが、見る側が肉体的・精神的に成長していく過程で、プロレスに筋書きがあるということを、悩み、疑いながら最終的に自分で気づく所に本来の価値があるのではないかと思います。ちびっこファンには、せめて高校生くらいになってから読んでほしい、そんな気もします。
また、高橋氏の「ストーリー作成の専門スタッフをプロレスにも導入すべき」との主張にはまったくもって同感致します。

強烈なる一撃

ぶっちゃけ、「暴露本」です。
プロレスファンが、見て見ぬ振りをしていた部分を、
解っているけどそれを言ったらお終いじゃんという部分を、
強烈に抉っています。
しかしながら単なる「暴露本」では無く、
著者の「プロフェッショナルレスリング」に対する
深い愛情が感じられる、そんな本です。
プロレスファンなら、「あいたたた」と感じながらも
「そうだよなぁ」と頷いてしまう1冊だと思います。

プロレスぎらいの人にこそオススメ

著者は長年、新日本プロレスのレフェリーを務めてきて、プロレス界のウラのウラまで知り尽くした人。プロレスという「芝居」が如何に作られてきたのかを説明し、今後のプロレスのあり方を提案してくれます。
プロレスに筋書きがあることくらい今となっては常識ですが、ここまで裏事情を暴露されると、逆にプロレス(芝居)の奥深さを知ることができます。私はプロレスぎらいの総合格闘技ファンですが、かなり興味深い内容でした。両者を混同させずに共存させるという意味で、著者の意見はとても参考になるものだと思います。

古き良きアントニオ猪木

皆さんはプロレスファンや格闘技ファンから神様の様にあがめ奉られ、単語が取りあえず並んだだけの支離滅裂なポエムを詠む現在の猪木に不満や物足りなさを感じたことはないでしょうか?もちろん猪木もこの年になり、プロレス界に残した功績は大変なものだと十分理解をしていても何か煮え切らないものが心の中に残りませんか?
この本の中にはかつての「燃える闘魂アントニオ猪木」がありのままに生き生きと描かれています。
聞き分けのない外人レスラーや会社のことで悩む猪木。病院や警察まで巻き込んでの大芝居をする猪木。試合相手に負けることを承諾してもらい大喜びをする猪木。様々なキャラクターを作り出し試行錯誤等々・・・。日本のプロレス界を強力に切り開いていった猪木の生々しいエピソードが盛りだくさんです。
プロレスの暴露本として読むのも良いでしょうが、「猪木を楽しむ本」としてもなかなか良い本だと思います。
それにしてもブラジルの恐ろしい格闘家達の存在も知らずに「プロレスは最強の格闘技。世界一強いアントニオ猪木!!」と可愛く無邪気に信じていたあの頃が懐かしい今日この頃です。

ここだけはビックリした

 かつてプロレスは最強だ!と思っていた。しかし何時の日か勝ち負けは決まっているんだと思うようになり、自然とプロレスを見なくなっていた。この本に書いてあったことは「まぁ、そうだろうな・・・」と思うのと同時に夢壊すなミスター高橋!と自分は怒った。そりゃあプロレスがセメントだなんてとっくの昔にあるわきゃねーと思っていたが、しかしそれをプロレスを裁いていたレフリーが暴露するか?ただ1つビックリしたのがIWGPでのホーガンのアックスボンバーでの猪木舌出し失神事件。リング下にKOされ落ちた猪木を若手レスラーが総出でリングに戻し、この時点で「オイもう猪木のリングアウト負けだろう」と思った。挙句の果て勝ち名乗りを受けているホーガンの困惑した顔。まさかコレまで猪木の1人芝居だったとは・・・(コレだけは本当の事故だと思っていた)。

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